


三友工務店は私の父、古閑靖通が昭和28年に熊本市神水本町で創業した会社です。父の幼少期はまさに戦時中で、成人の頃に終戦を迎える厳しい時代でした。皆が貧乏で貸家暮らしが当たり前の中、持ち家への憧れから熊本工業の建築科に進学し、卒業後は第6師団で施設工事の現場監督、終戦後も建設会社で現場の仕事に携わってきました。その後熊本に戻り、土地家屋調査士を経て創業へと至ります。
会社を興した当初は戦後の復興期で、リヤカーを引きながら建物の修繕をするなど苦労もしました。しかし、その地道な努力から少しずつ「よか仕事ばしなさる」と人づてに仕事も増え、やがて市や県の大きな公共工事を手掛けるまでに成長致しました。父は現場の仕事に納得しないと建築途中の家でもイチからやり直しをさせる、いわゆる“もっこす”でしたが、その仕事に対する情熱と揺るぎない信念で多くの信頼を得てきました。
その後に訪れたバブル期には、銀行から借金をして事業を拡大し、バブル崩壊と共に倒産する会社も多くありました。そのような時代でも、私たちは父の「借金をしてまで大きな仕事はしない」「金を失っても、信用を失う仕事はするな」という信念に基づき、堅実で健全な経営を貫いてきました。「おたくの会社は堅か」とよく言われますが、どんな不況の波にも左右されず、確かな実績を残してこられたのも、父が貫いてきたこの創業の精神があったからこそです。


私たちが一番大切にしていることは、三友工務店という会社を信頼し、仕事の機会を与えていただいたお客様を心から尊敬すること、感謝することです。そして、その思いに十分に応える良い仕事をすることで、お客様に喜んでいただければ、これ以上にうれしいことはありません。また、その時に注いだ仕事への情熱が私たちの豊かな経験の蓄積となり、さらなる技術の向上へと繋がっていくことと信じています。これからも私たちは、「信頼を損なう仕事はしない」という創業の精神を胸に、プロフェッショナルな技術屋集団としての責任とプライドをもち、どんな仕事にも真摯に取り組んでいくつもりです。
また、世の中は近年めまぐるしく変化していて、人が住まいに求めることも昔と同じではなくなっています。そのため私たちは、日々技術やデザインを磨き、時代のニーズに応えることをとても大切にしています。また同時に地域に根ざした町の工務店として、どんな時代にも変わらないこだわりも持ち続けていたいと思っています。
私たちは、これから先もずっと、お客様の「あたとこは良か仕事ばしなさる」という信頼と、「あたげに頼んでよかったぁ」という感謝の言葉を心に深く刻み、皆様に愛され、必要とされる存在でありたいと願っています。そして、お客様の想いと、私たちの家づくりに対する熱い想いを重ね合わせ、心に残る本当に良いものを創りあげていきたいと思っています。
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