現在、七城町にて古民家を改修しています。
設計を担当しているのが風間さん。現場は沼田君です。
今回も経験豊富な風間さんが、自分の持ち味を活かして質の高い改修プランを提案しています。
設計にあたって風間さんが考えた事は、
・御主人の御両親との同居という2世帯住宅(お子様3人を含む7人家族)に於いて
それぞれ自立した生活空間を持ちながら、出来るだけ出会いを強制せず、又家族として
の暖かい触れ合いも十分可能な「ちょうど良い距離」を大切にしたプラン構成。
(ご両親の生活空間に小さいキッチンとトイレ・洗面を設置、座敷(和室10帖)は
御親戚の方達が集まる時の部屋だけでは無く、普段は御両親の居間(サブリビング)
としても考える。等)
他にも
・ 本体の耐震補強を行うと共に、本体の周囲を囲む下屋と増築部分の耐震耐風強度を上げ、
本体を保護するように全体のバランスを考える。
・ 金物を一切使わない伝統的な架構の美しさを積極的に各室のデザインに生かす。
・ 断熱性能の向上を図るため、床・壁・天井に十分な厚さの断熱材を配置し、気密性・気
流止め及び外壁側の通気についても考慮するとともに夏場の通風にも配慮。
改修面積 改修部分:177㎡ :53.5坪
増築面積: 40㎡ :12.1坪
合計:217㎡ :65.5坪
着工前の状態です。
屋根は10年程前に葺き替えてありました。
内部はこんな感じでした。
小屋裏
床下
現在、このような状態です。
内部は解体して骨組みだけの状態です。
完成までにはもうしばらく時間が掛かります。
風間さんがお施主様のご要望をくみ取って、今回、どんな雰囲気に仕上げるのか楽しみです。