私はいまでこそ本をかなり読んでいますが、
学生時代はあまり読んでおりませんでした。
本を読むようになったきっかけは、
大学4年の時に就職先から与えられた課題(宿題)でした。
「むかーしむかしのはなし」で恐縮ですが、
入社までの間に、いくつかの課題(宿題)を出され、
その一つに指定された本の中から数冊を読むことを指示されました。
その指定された本の中に
司馬遼太郎の「坂の上の雲」がありました。
当時はあまり本を読んでおりませんでしたので、
お恥ずかしいことに、
この時初めて司馬遼太郎という作家を知りました。
卒業研究の傍らボチボチ読み始めましたが、
読み出したら面白くてどんどんはまっていきました。
それからというもの、
司馬遼太郎の本を読みあさり、
結果として私の読書人生を変える運命的な本となりました。
いま再び、司馬遼太郎の本を読みなおしています。
きっかけは2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」でした。
まずはこれに因んだ「翔ぶが如く」文庫本全10巻からはじめました。
最初は、押し入れに仕舞い込んでいた
文庫本を引っ張り出して読んでいましたが、
字が小さくて読みづらくてしょうがありません。
その為、字が大きくなって読みやすくなった
新装版の文庫本を改めて購入して読み進めています。
他にも若い頃に読み終わって、
捨てきれず押し入れに仕舞い込んでいた文庫本が
山のようにありますが、どうしたものかと悩ましいです。
現在読んでいる本は「箱根の坂」で、もうすぐ読み終わります。
初めて読んで司馬遼太郎ファンになった
「坂の上の雲」も3年前に読み直しています。
こちらは私にとって思い出深い本なので、
文庫本ではなく立派な装丁の単行本で
全6巻をセット購入いたしました。
ただ思うのは、
一度読んだ本にも関わらず内容をあまり覚えていないこと。
間が空きすぎていることも一因かも知れませんが、
あまりにも内容を忘れてしまっていますね。
あれだけ感動した本なのに、情けないの一言。
いまも本屋さんで「時代小説」や「ミステリー小説」「ビジネス書」など、
新しい本を次々に購入していますが、
こんなに内容を忘れているのであれば、
本棚にある昔読んだ本を読み直した方がいいのかもと思ったりもします。
余談ですが「坂の上の雲」は、いまNHKで再放送されていてます。
本木雅弘さんが主演で、
2009年11月29日から足掛け3年にわたって
NHKで放送されたテレビドラマの特別番組の再放送です。
毎回録画してエアロバイクを漕ぎながら見ていますが、
この機会に3年前に読み直した「坂の上の雲」を
再び読み直そうかと思っています。
たぶん前回とは違い、
色々な気づきが得られるのではないかと思います。
それにしても、
読んだ本の内容を覚えていないので読み直しても毎回新鮮です。
情けないの一言ですが、
ある意味、毎回感動できる楽しみはありますね。。。(笑)