このサンタさんの飾りも、
始めてからもう15年近くになるのではないかと思います。
当時は「ちょっと遊び心を…」くらいの軽い気持ちだったのに、
気づけば毎年この時期になると自然に引っ張り出してきて、
すっかり年末の恒例行事になってしまいました。

ただ、さすがに年季モノです。
社内からも
「社長、これ…ずっと点けっぱなしにしたら燃えませんか?」と
心配の声が上がるようになりました。
困ったことに、同じような製品がなかなか見つかりませんので、
点灯時間には気をつけながら、今年も慎重に活躍してもらうことにしました。
電車通りとはいえ、当社がある神水本町あたりは、
夜になるとお店の明かりも少なく、ふっと寂しさが漂います。
そんな暗がりの中に、ポツンと浮かぶサンタさん。
派手さはないのに、意外と目立っているのかもしれません。
以前、ご家族で歩いていらっしゃる方が、指をさしながらお子さんに
「あそこ見てごらん、サンタさんおるよ」
と教えている微笑ましい光景を、何度か見かけたことがあります。

イルミネーションのような華やかさはありませんが、
暗闇に静かに佇むサンタさんが、
どこか地味な当社には案外似合っていると思っています。。。(笑)
夜、忘年会の帰りにでも、
電車の窓越しにサンタさんを見つけたら、ぜひちらっと眺めてみてください。
ほんの数秒でも、年末の慌ただしさの中で心がふっと緩む、
そんな小さな灯りになれたら嬉しいです。




