先日、当社のショーホーム「水座の家」にて、
福岡県大川市の老舗家具メーカー・境木工様との
ワークショップを行いました。
境木工様は、明治40年(1907年)創業。
100年以上にわたり、家具の企画・製造を続けてこられた
大川の老舗家具メーカーです。
大川といえば、家具の町として全国的にも知られています。
その長い歴史の中で培われた技術やものづくりの姿勢には、
私たち建築に携わる者としても学ぶところも多いです。
今回のワークショップは、家具デザイナーの村澤さまから、
「境木工様とのワークショップに参加しませんか?」
とのありがたいお誘いをいただいたことがきっかけでした。
家具は家づくりと切り離せない大切な要素なので、
実際の家具づくりの現場に近い方々と
意見交換できる機会は、とても貴重です。
今回は、「水座の家」にて、
境木工様が現在開発中の試作品を
当社スタッフで組み立てさせていただき、
その使い勝手や組み立てのしやすさ、デザイン、
細かな納まりなどについて、みんなで意見交換を行いました。

普段、私たちは家そのものをつくる側ですが、
家具を組み立てる側に立ってみると、また違った視点が生まれます。
「ここはもう少し分かりやすい方が良いのでは」
「この納まりはきれいですね」
「実際に使う場面を考えると、こういう工夫もありそうです」
など、スタッフからもいろいろな意見が出ていました。
試作品というのは、完成品とはまた違う面白さがあります。
これからより良くなっていく余地があり、
その過程に少しでも関わらせていただけるのは、
とてもありがたいことです。
また、この日はワークショップだけでなく、
当社で先日改修を終えたばかりの2階スタッフルームについても、
村澤さまにご相談させていただきました。
「One Office, One Team ― つながって、ひとつになる ―」のプロジェクトとして、
2階の改修は無事に完了しましたが、
実はまだ未解決の部分がいくつか残っています。
そのひとつが、受付カウンターをどうつくるかということです。
せっかく事務所全体の雰囲気を整えたので、
受付カウンターも既製品を置くだけではなく、
三友工務店らしいものにしたいと考えています。
ただ、毎日使う場所ですので、見た目だけでなく、
使い勝手や動線なども大切です。
そのあたりを村澤さまにご相談しながら、
実際のスペースを見ていただき、いろいろとアドバイスをいただきました。


ちなみに、現在スタッフが使っている打ち合わせテーブルや机も、
村澤さまのアドバイスをもとに、
境木工様でつくっていただいたオリジナルの製品です。
既製品にはないサイズ感や雰囲気があり、
事務所の空間にもよく馴染んでいます。
毎日使うものだからこそ、
少し手をかけて、自分たちの仕事に合ったものをつくる。
そういう考え方は、家づくりにも通じるものがあるように思います。

意見交換会



今年2月には、私たちも大川の境木工様を訪問し、
現地で行われたワークショップに参加させていただきました。


実際に家具づくりの現場を見せていただくと、
木の扱い方や加工の精度、仕上げへのこだわりなど、
普段なかなか目にすることのできない部分に触れることができます。

今回のワークショップを通して、
改めて家具と建築のつながりを感じることができました。
そして何より、ものづくりに真剣に向き合う方々とご一緒できる時間は、
とても刺激になります。
村澤さま、境木工様、このたびは貴重な機会をいただき、
誠にありがとうございました。
今回の学びを、これからの家づくりに活かしていきたいと思います。




