リビング“アーチ”テクト！ 家族の夢を紡ぐ、カフェ風リビングダイニング

築35年くらいの木造二階建てです。父が亡くなった後、母が一人暮らしをしていた10年くらい前に一度バリアフリー仕様にリフォームをしていますが、住みながらの工事だったため思った通りには出来ませんでした。また、断熱材が入っていなかったため、夏の暑さ、冬の寒さが厳しく、間取りも使いにくかったです。今回リフォームをしようと思ったのは、子ども達も大きくなり、家が手狭になったことがきっかけです。建て替えも考えましたが、2階はそのまま子ども部屋として使えたことと、以前の改修で水回りを新しくしていたため、リフォームで対応できると思ったからです。

職場の帰りにアクアドーム近くで見た看板です。力合西小学校の建設で4社JVの1社だったのですが、なぜか三友工務店さんの看板だけが印象に残っていて、一度調べてみようと思い、ネットで検索してみました。早速ホームページを見ると、内容も分かりやすくて良い感じだったので、会社に足を運んで直接話しを聞いてみようということになりました。その時、対応してくださった作村さんがとても話しやすい人で、色々と相談に乗ってくださり、本当は他社も回ってから決めようと思っていたのですが、その作村さんの第一印象で直感的に「ここだ」と決めてしまいました。そして、その選択に全く問題はありませんでした。

和室の続き間を前回のリフォームで洋室の続き間にしたのですが、今回はワンルームのLDKにして、明るく開放的な空間にしました。また、以前の仏間は西側に窓がなく、唯一の窓は隣家が迫っていて開けられず、家族でも暗くて入りたくない感じの部屋でしたが、ここを主寝室に改修して窓の位置を工夫したことで、明るく快適な部屋となりました。それと、今回の改修ではやはり断熱材が大きかったです。以前の家は広さはあったものの、断熱材が入っていなかったために寒くて暑い家でしたが、今回のリフォームでは断熱材もしっかり入れてもらい、驚くくらいとても快適になりました。この夏も7月中旬まではエアコンも不要なくらい涼しくて、断熱材の効果を大いに実感しています。あと、年頃の娘がいるので、洗面脱衣室を別々にしたのも良かったです。

デザインとしては、ナチュラルな雰囲気が好きだったので、床は明るめの無垢板にして、壁紙もポイント的に変えてもらいました。家具も雰囲気に合わせて造作してもらい、収納も各所に設けてもらったので、家中がスッキリ片付くことも気に入っています。どうしても外せなかった柱もデザイン的にお洒落な感じで活かすことができ、とても良い感じに仕上がったと思います。

洗濯物はたたまず、掛けて収納することが多いため、収納にハンガーを掛けられるレーンを付けてもらいました。中でも玄関ホールの大型収納は、洗濯ものを取り込んだ動線上にあり、そのまま衣類をしまうことが出来るので助かっています。あとは部屋のポイントで壁紙の色を変えたことが、こだわりでしょうか。

以前のリフォームは色々と希望通りにならなかった点もあったので、今回はとても満足しています。現場の皆さんは寡黙ですが仕事は細かくきっちりこなす感じで、毎日見に行くのが楽しみでした。また、設計の内田さんは提案力があり、私たちが思いつかないようなアイデアがどんどん出てきて、打ち合わせが楽しかったです。収納扉の位置など、私たちが全く気にしていなかったことでも、少し変えるだけで格段に使いやすくなるということが分かりました。また、吹春さんにも造作など細かな対応をしてもらいました。お二人とも本当に仕事が好きなんだなと感じられて、安心して任せることが出来ました。

古かった家が新築のように明るく、広くなって本当に良かったです。こんなに快適になるのであれば、2階もクロスの張替だけでなく全面的に改修しても良かったと思うくらいです。ありがとうございました。