日本の夏の暑さは年々厳しさを増していて、
今や36度の体温超えも珍しくないほど。
40度という災害級の気温も各地で観測されています。
うだるような暑さのなか、熱中症も心配ですし、
外出をためらう日も少なくありませんよね。
そんな時こそ、自宅が避暑地になるような工夫をしてみませんか?
今回は、夏の暑い日でも自宅で涼しく快適に過ごすための
工務店ならではの視点を取り入れたアイデアをご紹介します。
■窓使いの工夫で自然の風を最大限に活かす
エアコンに頼り切りになる前に、
まずは自然の風を家の中に取り込むことを意識しましょう。
【窓の開け方・閉め方の工夫】
🎐風の通り道をつくる!
対角線上にある窓や、風上と風下にある窓を開けることで、
家の中に効果的な風の通り道が生まれます。
たったこれだけでも、空気の滞留を防ぎ、
涼しさを感じやすくなります。
🎐時間帯で使い分ける!
朝方や夕方以降の気温が下がる時間帯に窓を開け、
日中の最も暑い時間帯は窓を閉めて熱の侵入を防ぎましょう。
遮光カーテンやブラインド、障子戸を閉めることで、
室温の上昇を抑えることができます。
🎐高窓・地窓の活用!
暖かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まる性質があります。
高窓を開けることで、室内にこもった熱気を効果的に排出し、
地窓から涼しい空気を取り入れることで、効果的な換気を促せます。
【日差しを遮る工夫】
🎐外付けブラインド・よしず・すだれ等の設置
窓の外側で日差しを遮ることは、
室内側で遮るよりもはるかに高い効果があります。
太陽光が窓ガラスに当たる前に熱を遮断することで、
室温の上昇を大幅に抑えることができます。
最近ではデザイン性の高い外付けブラインドやシェードも増えていますので、
おしゃれな外観と機能性を両立させることも可能です。
🎐「庇(ひさし)」や「軒(のき)」の重要性
私たちが家づくりで重視しているのが、庇や軒の設計です。
これらは夏の日差しを遮り、冬の低い日差しは取り込むという
パッシブデザインの重要な要素です。
適切な長さの庇や軒は、夏場の直射日光を効果的に防ぎ、
室内の温度上昇を抑えてくれます。
新築やリフォームの際には、ぜひこの点を考慮に入れてください。
■素材と構造で涼しさを生み出す
工務店として私たちがこだわりを持っているもののひとつに、
住宅の素材と構造があります。
これらが夏の快適さに大きく影響してきます。
【断熱材の重要性】
🎐高断熱化による効果
「夏に断熱?」と思われるかも知れませんが、
高断熱住宅は冬だけでなく、夏にもその真価を発揮します。
優れた断熱材で家全体を包み込むことで、
外からの熱の侵入を防ぎ、室内の涼しい空気を外に逃しません。
🎐断熱材の種類と選び方
グラスウール、ロックウール、セルロースファイバー、ウレタンフォームなど
短熱材には様々な種類があります。
それぞれの特性を理解し、お住まいの地域や予算、
求める性能に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。
ちなみに三友工務店は、
新築では主に硬質ウレタンフォームでの外張り断熱、
最近は充填断熱と外張り断熱の併用も採用しています。
【断熱塗料・屋根材の活用】
🎐屋根からの熱侵入対策
太陽からの熱は、屋根から最も多く侵入します。
遮熱塗料や遮熱性の高い屋根材を使用することで太陽光を反射し、
屋根裏や室内の温度上昇を抑えることができます。
特に屋根の色が濃い場合は、遮熱効果のある塗料への塗り替えを
検討する価値は十分にあります。
【自然素材の活用】
🎐調湿効果のある壁材・床材
漆喰や珪藻土などの自然素材は、湿度が高い時には湿気を吸収し、
乾燥している時には放出するという「調湿作用」を持っています。
これにより、室内の湿度を快適に保ち、体感温度を下げてくれます。
また、無垢材のフローリングも熱伝導率が低く
足元からじんわりと涼しさを感じさせてくれます。
■家の中でのちょっとした工夫で快適度アップ
大掛かりなリフォームだけでなく、
日々の暮らしの中で取り入れられる小さな工夫も、
夏の快適さにつながります。
【扇風機やサーキュレーターの賢い使い方】
エアコンと併用することで、冷たい空気を効率的に循環させ、
設定温度を上げても涼しく感じられます。
また窓を開けて使用する際は、外の涼しい空気を取り込んだり、
室内の熱気を排出したりするのに役立ちます。
【打ち水効果】
玄関先や庭に水をまく「打ち水」は、昔ながらの知恵です。
水が蒸発する際に周囲の熱を奪う「気化熱」の原理で、
一時的に涼しさを得ることができます。
【照明の見直し】
白熱灯は熱を発しますが、LED照明は発熱が少ないため
室温上昇を抑える効果があります。
消費電力も少ないため、電気代の節約にもなります。
【夏のインテリア】
目で見て涼しさを感じることも大切です。
ガラス製の器や竹、麻などの天然素材を使った小物を取り入れたり、
涼し気な色合いのファブリックに変えたりするだけでも
気分がすっきりとするものです。
【グリーンカーテン】
朝顔やゴーヤなどでグリーンカーテンを作るのもおすすめです。
窓の外で日差しを遮るだけでなく、植物の蒸散作用によって、
周囲の温度を下げる効果も期待できます。
見た目にも涼し気で、夏の楽しみのひとつになりますね。
■三友工務店が考える「夏に強い家」とは?
夏の暑さ対策は、単にエアコンの温度を下げるだけではありません。
住まいの構造、素材、そして日々の暮らし方
これらの要素が複合的に作用しあうことで、
本当に快適な「夏に強い家」が生まれます。
三友工務店は、お客様一人ひとりのライフスタイルや地域の気候特性に合わせた、
最適な住まいづくりをご提案しています。
新築やリフォームをご検討の際は、ぜひこれらの視点を取り入れてみてください。
そして今年の夏はご自宅で涼しく、快適な時間を過ごしましょう。
ご自身のお住まいについて、さらに詳しく知りたいことやご相談があれば、
いつでもお気軽にお声がけください!!
🌞三友工務店 夏季休業のお知らせ🌞
誠に勝手ながら 8月9(土)~17(日)
夏季休業とさせていただきます。
※緊急のご連絡はフリーダイヤル
📞0120-146-983 にご連絡ください。
ご迷惑をおかけいたしますが、
どうぞよろしくお願いいたします!!