このたび「第42回住まいのリフォームコンクール」において、
上位賞である「審査員特別賞」を受賞いたしました。
昨年に続き、2年連続での上位賞受賞となります。
日頃よりご支援いただいているお客様、
そして関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
「住まいのリフォームコンクール」は、住宅リフォームの普及促進と品質向上を目的に、公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターが主催する全国規模のコンテストです。1985年の創設以来、今年で第42回を迎え、今回は全国から296件の応募が寄せられました。審査では、住みやすさ・快適性に加え、社会課題への取り組み、省エネや空き家活用などが総合的に評価されます。
第42回 住まいのリフォームコンクールの概要につきましては、下記のサイトをご覧下さい。
「https://www.chord.or.jp/reform_contest/」
受賞したのは、内田さんが設計した作品でした。
10月6日に住宅金融支援機構「すまい・るホール」にて行われた表彰式の様子です。
会社を代表して内田さんが出席いたしました。
「大人家族の実家リノベーション ― 親と子の新しい暮らし方 ―」
高齢になったご両親との同居を決意されたお施主様が、個々の暮らしや趣味を尊重しながら、友人も気軽に集える“新しい家族のかたち”を実現された住まいです。築48年の平屋をスケルトン状態にし、耐震補強と断熱改修を実施。プライベート空間を確保しつつ、動線を工夫した“路地玄関”など、家族の距離感にも配慮しました。天井・壁・床すべてに断熱を施し、三層ガラスの樹脂窓を採用することで、省エネ、健康にも配慮しています。将来維持管理していける規模にするため、大きな増築はしませんでした。
お施主様からは「個を大切にした間取りの快適さや断熱性能の高さは想像以上でした」とのお言葉を頂いております。
築48年・20坪の平屋
小さく豊に <実家リノベーション>
高齢となったご両親との同居に向け、実家をリノベーション。
コンパクトながらもプライベートを優先した間取りと動線で、
親と子がそれぞれの生活スタイルを大切にしながら、安心で快適な暮らしを実現しました。
介護メインではなく、趣味や友人との交流も楽しめる「個を大切にした暮らし方」を提案しています。
(設計:一級建築士 内田智子)□ 窓を玄関として捉えた動線ゼロの“路地玄関”
□ 20坪でも個々のプライベート空間はしっかり確保
□ 友人が気兼ねなく遊びに来やすい3つの出入り口性能向上のため「断熱改修」と「耐震補強」を行いました
改修前 改修後
断熱性能:UA値 3.56 → 0.39(G2レベル)
耐震性能:上部構造評点 0.31 → 1.43【お施主様からのご要望】 高齢となった両親の生活や、家と土地の管理を考え、実家での同居を決意したお施主様。親と子の生活スタイルは変えず、趣味を楽しみ、友人も気軽に遊びに来られる家。そして家族全員が安心で快適で、将来の変化にも対応できるリフォームを希望されました。
【プラン決定のポイントと工夫】 将来の管理面からあえて居住部の増築はせず、主要構造部を残したスケルトン状態にして、耐震補強・断熱改修を実施。それぞれのプライベートを確保できる程よい距離感の間取りに、窓を出入り口と捉えた“路地玄関”で、親子の日常を変えることなく、暮らしは今まで以上に快適になりました。
【お施主様の感想】 “個”を大切にした間取りの快適さ、暮らしやすさはもちろん、断熱性能の高さは想像以上。短時間で家全体が温まるため、以前のように真冬でも一日じゅうエアコンをつけていることがなくなりました。両親も快適に過ごしており、とても満足しています。
ビフォーアフターはこちらです。
構造骨組みだけを残してスケルトン状態にし
壁、屋根もすべて取り替えています。
担当は設計が内田さん、現場監督は内田君です。
ビフォー
解体中
断熱材取り付け
床
壁
天井
アフター
路地裏玄関
内部リビング周り
詳しくは竣工事例のこちらをご覧下さい。
「https://www.sanyu-k.jp/reform/project/60.html」
最後になりましたが、
今年で42回目を迎える住まいのリフォームコンクールにおいて、
2年連続で上位入賞を果たした会社は、全国でもこれまで2社しかないと伺いました。
このような名誉ある評価をいただけたことを、心からありがたく思っております。
今回の受賞は、お施主様をはじめ、設計・施工に携わったスタッフ、
協力会社の皆さんなど、多くの方々の支えによって実現したものです。
今後も地域の皆さまに長く愛される「いい会社」を目指して、
さらなる技術向上と丁寧な対応を続けてまいります。
昨年の上位賞「一般社団法人 住宅瑕疵担保責任保険協会会長賞」を受賞しました作品はこちらです。
「祖母から孫へ 世代を超えて住み継ぐ住まい」
設計のポイント
・子育ても育児も趣味も、飽きがこず生活を楽しめるシンプルなデザイン
・耐震等級&断熱性能のアップで夏も冬も快適で安心に
・将来は一階だけでも暮らせる間取り
・キッチンを中心に水回り~主寝室~洗濯干し場を回遊できる家事ラク動線
・読書に子どもの遊び場、瞑想室?リビングの角に設けた居心地の良い小スペース“ヌック”お施主様からのご要望
子どもが元気に走り回れる、明るく広々としたリビングダイニングを希望しました。まだ子育て真っただ中なので、どこにいても子どもに目が届くこと。家中に段差がなく危険がないこと。シンプルな中にも生活が楽しめる、ちょっとした遊び心もあれば嬉しいです。プラン決定のポイントと工夫
日当たりの良い和室二間と縁側を、開放感あるワンルームのLDKに改修。対面キッチンからは庭まで見通せて、子どもの見守りも万全です。また、窓側には家族共用のカウンター、奥には籠り感のある“ヌック”を設け、読書や子どものお昼寝など、多目的に活用できるスペースとしました。お施主様からのご感想
広くて明るく段差のないLDKに子どもも大喜びで、毎日のびのびと過ごしています。大窓のある大空間でも、断熱改修のお陰で寒さは感じません。隠れ部屋のような“ヌック”は居心地がよく、収納棚を腰かけにして本を読んだり、子どもが遊んだり、ごろんと横になったり、大いに活用しています。
こんな感じのリノベーションでした。
改修前
南面する和室2間と、それに隣接するDK、水回り+廊下を改修
工事中
スケルトン状態まで解体
現況を調査し、既存筋交いと新設耐力壁+金物により耐震性を確保
完成
和室二間を、南面窓と間接照明で明るく広々としたLDK
キッチンを対面させ、家族を見ながら作業が可能
窓辺にはカウンターを設けちょっとした作業スペースを
間接照明の多用で天井面の照明をなくし、
白と木目を基調とした色選びで落ち着いた雰囲気かつスッキリとした空間に
抜けない柱はキッチン横の壁やヌックの壁に
独立して出てくる柱も取り替え補強した
デッキを新設し、庭も取り込んだLDK計画とした
斜め壁で洗面所に広がりを
LDK・主寝室からのアクセス良し
LDK一角にこもりスペース(ヌック)を、子どもの遊び場に
詳しくは竣工事例のこちらをご覧下さい。
「https://www.sanyu-k.jp/reform/project/55.html」