ショーホーム「水座の家」の前には、
上江津湖へとつながる小さな小川が流れています。
毎日のように目にしている景色ですが、
先日、「水座の家」をご覧になったお客様から、
大変貴重な植物であることを教えて頂きました。
気になって調べてみたところ、
熊本県が発行している「レッドリストくまもと2024」では、
ヒメバイカモは**絶滅危惧IB類(EN)**に分類されていました。
これは「ごく近い将来、野外での絶滅が危惧される種」という、
かなり高い危険度のカテゴリーにあたります。
分布は本州の一部(島根・千葉など)と、九州の熊本・大分・鹿児島など。
熊本では江津湖などの清流で今も自生が確認されているとのこと。
つまり、「水座の家」の前を流れるこの小川も、
そんな清らかな環境がまだ残っているということなのですね。
驚きました。
私は物心ついたときからずっとこの江津湖界隈に住んでいますが、
この「ヒメバイカモ」の存在を知りませんでした。
というより気にしたことはありませんでした。
他にも、横の水路には絶滅危惧種に指定された
熊本県固有種の「 ヒラモ」も生息しています。
こちらも地元の自然環境を語るうえで、とても貴重な存在です。
私が子どもの頃に比べると、
水量は減りましたが、今でも小魚(ハエ)が元気に泳いでいます。
そして、春の終わり頃になるとホタルが舞いはじめ、風情を感じます。
電車通りからほんのちょっと入った場所ですが、
自然豊かな場所だなぁと改めて思いました。
小川越しに見える「水座の家」