先週、熊本工業高等学校建築学科2年生の生徒さん2名を、
現場実習で受け入れました。
同校からの現場実習の受け入れは久しぶりでしたが、
初日の朝からきちんと挨拶ができ、
動きもテキパキとしていて、
見ていてこちらの背筋も伸びるような清々しさがありました。
さすがは伝統校だなぁと感じると同時に、
「私たちのほうが見習わなければ…」と思いました。
お二人とも、
卒業後は大工職を志望されているとのことでしたので、
今回は「棟を上げたばかりの新築住宅の現場」と
「戸建て住宅のリノベーションの現場」を中心に
実習していただくことにしました。
まずは朝から当社のスタッフと
会社周りの掃除をしていただきました。
その後、担当者が現場に連れて行き、
大工さんの作業を間近で見学したり、
図面と実際の建物を見比べてみたりと、
できるだけ“現場の空気”を感じてもらえるようにいたしました。
現場の端材を使って、作業用の仮設階段をつくっていただきました。

私たちの業界は、
どこも若手職人不足で悩んでいます。
そんな中で、「将来は大工になりたいです」と
はっきり口にしてくれる生徒さんがいることは、
本当に心強く、頼もしく感じます。
4日間という短い期間ではありましたが、
学校ではなかなか学べない“現場の段取り”や
“大工さんたちのチームワーク”など、
何か一つでも心に残るものをつかんで
帰ってもらえたら嬉しい限りです。
将来、立派な大工さんとして現場で再会できる日を、
今から楽しみにしています。




