思い出を残しながら 新築のように美しく

主人の実家なんですが、とにかく古い家でした。当時、私たちは東京にいたんですが、このままではとても住めないと思ってリフォームをお願いしました。

最初は建て替えを考えていました。でも、この家は主人の実家ですし、主人の父親と大工だった伯父が建てた家ということで、子どもだった主人も父と一緒に工事を手伝ったりして、いろいろ思い出のある家なんです。だから、古くても全部を取り壊してしまうのは忍びないと言うか。そこで、思い出を残せるリフォームにしようと決めたんです。

熊本と東京で離れていたため、業者探しはインターネットでしました。その中で良さそうな会社を何軒か選んで、メールでやり取りをして見積もりまで出してもらいました。どの会社もメールだけなので、実際に会うまで分からない部分も多く、不安もありましたね。

三友さんもメールだけのやり取りでしたが、実際に会ってみると対応が良く、家の調査時も他の会社は見なかった所まで隅々を細かく見てくれました。また、見積もりも一番丁寧で分かりやすく、私たちが気づかなかった部分まで気に懸けて提案してくれたり、ここなら信頼できると思いました。

とにかく主人の思い出がある家なので、ものすごく変わった！というリフォームではなく、残せるものは残しつつ、使いやすくてキレイになったけど所々に懐かしさもある、そんなリフォームをお願いしました。中でも、仏間のある和室は主人が一番こだわっていた部屋なので、造りはそのままにして欲しいと伝えました。使う素材には、全くこだわっていませんでしたが、三友さんのショールームを見て自然素材はいいなと思い、床材は無垢材を使ってもらいました。私としては、やっぱり対面式の明るく広々としたキッチンが欲しかったですね。昔のキッチンは個室になっていて、暗くて狭い場所だったんですよ。正直、そこで家事をしたくないと思うくらい。あと、子どもたちは、自分の部屋があれば良いと言っていました。

広い家が良かったので、実はリフォームと併せて増築も考えていましたが、設計の風間さんがLDKをひとつにして、ウッドデッキをつければ空間に広がりが出ると提案してくれました。そのアイデア通り、仕上がった家は建て増ししていないのに、すごく広々と感じられます。1階の主寝室にウォークインクローゼットを造ったのも、風間さんの提案です。私たちの希望通り、思い出のある和室の面影はそのまま残して、暗かったキッチンもリビング続きで明るく快適に。キッチンとリビングの間にあった階段を動かせるとは思っていなかったので、こんなに広い部屋が出来るなんてビックリです。また、子どもたちの部屋もちゃんと造ってもらい、とても満足しています。

東京と熊本で離れていて、やり取りはほとんどメールでしたが、専用の掲示板を設けてくれて、気になることは直ぐに書き込めるようにしてくれたのが良かったです。何より風間さんを信頼していたので、離れていても特に不安に思うことはありませんでした。また、私たちは直接見てはいないんですが、工事の人の対応がとても良かったらしく、引っ越してきて近所に挨拶に回ると、工事中の人は礼儀正しくて、いつもきれいに片付けられていたと言われ、とても評判が良かったです。

主人は本当にうれしいみたいで、よく家を眺めています。帰ったら、いつもリビングでゆったりくつろいでいますよ。私もキッチンが明るく使いやすくなったので、本当に良かったです。これからは家でゆっくり、家族で今まで以上に楽しく伸びやかに暮らしたいと思います。ありがとうございました。