こんにちは。総務の井です。
とある日。
設計の下田さんに用があって部屋を覗いてみると・・・
「・・・下田さん、何してるんですか??」
暗い部屋の中、窓に向かい、手で紙を押さえながら一生懸命なにかを描かれている様子。
「トレース台がこわれた~」と下田さん。
話を聞いてみると、お客様にプレゼンする時の建物の図面をCADで作成したあと、
いつもは「トレース台」なるものを使って、もう一枚の紙に手書きで図面を写しているのだそうです。
↑こちらがトレース台。
本来なら、電源を入れると白い部分が光り、元図を置いた上にもう一枚紙を重ねれば、
下の図面が透けてはっきりと浮かび上がってくるようなのですが、壊れてしまって全く動かず。
そんなわけで、窓から入る自然の光を頼りに、試行錯誤しながら
筆を進めていく下田さん。
垂直な窓での作業はとってもたいへんそう(涙)
手書きなのでまっすぐな線ではないのですが、温かみがあって味のある図面です。
この後、色をつけてお客様のもとにお届けするとのこと。
下田さんの、ひと手間かけたプレゼンが、お客様にも伝わるといいなと思いました。