① 大津町K様邸
建替えなくてもここまで出来る!第二の人生を豊かにする長期優良リノベーション
「家族の時間を愉しむお住まい」
構造 木造在来工法
工事床面積 31.38坪 103.75m²
築年数 40年
家族構成 ご夫婦
設計のポイント
60代の夫婦ふたり暮らし。築40年の家は冬の寒さが厳しく、和室メインの間取りは使いにくく、子どもが巣だった後の部屋も持て余す状態。体力的にも余裕のある今がチャンスと思い、快適で暮らしやすくなるよう全面リノベーションをしました。
築40年の木造平屋に60代の夫婦ふたり暮らし。これまで冬の寒さが厳しく、和室メインの間取りは使いにくく、子どもが巣だった後の部屋も持て余していましたが、耐震補強および断熱改修を施した長期優良化リノベーションで暮らしやすい快適なお住まいとなりました。
築40年の平屋に耐震補強および断熱改修を施した長期優良化リノベーション
UA値 0.89→0.46(G2レベル)
耐震 0.84→1.9
お施主様からのご感想
見た目も性能もほぼ新築と変わらず、住みやすく、夜にリビングでひとりまったりしている時など、リフォームして本当に良かったなとしみじみ思います。特に冬に寒くないのが快適で、リビングは随分と広くなったのにエアコンひとつで十分に温まります。以前はエアコンにストーブもつけていたのが嘘のようです。断熱効果が高いからか、この冬は朝でも暖房をつけずにいた日もあります。トイレも玄関ホールと寝室近くの2ヶ所作って正解でした。キッチンの吊戸棚は踏み台がないと物が取れず、年を取ってからは危ないと思っていたので、カップボードとパントリーにしたのは良かったし、テレビを見ながら料理ができるようになったのも良かったです。使わない部屋もなくなり、無駄な収納を減らし家中がすっきりしました。床の間がある和室は子ども達が帰省した時使えますし、またリビング続きの小上がりの和室は、ちょっと座るのにもちょうど良く、地窓からは植栽が眺められて気に入っています。予算で悩みましたが屋根瓦も思い切って替えて良かったです。
② 上天草市N様邸
「想いを受け継ぐ古民家再生」
構造 木造2階建て
工事床面積 227㎡(69坪)
築年数 67年
家族構成 ご両親+若夫婦+お子さん3人
設計のポイント
【特に配慮した事項】
温熱性能と暮らしやすさ、インテリアのトータルバランスに配慮しました。
【設計施工の工夫点】
古民家の良さを残しつつ、レトロモダンなインテリアを目指しました。
南東にあった台所を、光と風の入りやすい南西に移し、勾配天井にすることで広がりを感じるようにしました。
また、農作業や部活から帰ってすぐに浴室に行けるよう、勝手口裏動線を確保。まとめ買いの材料も収納に置いたり、水回りを集約したことで、奥様の家事の負担を減らしました。
【リフォームの動機】
家業をついだご子息様が、ご両親と一緒に暮らすため、
良いものは残したいと、ご先祖様の残してくださった
古民家の改修を決意。
③ 熊本市北区O様邸
「新旧が心地よく馴染む、昭和古民家の二世帯住宅」
構造 木造2階建て
築年数 65年
家族構成 ご両親+若夫婦+お子さん2人
設計のポイント
【特に配慮した事項】
伝統建築の古民家でスケルトンからの改修ではないため、制限がある中で可能な限りの耐震・断熱改修に努めています。
【設計・施工の工夫点】
・当時の座敷や大黒柱・丸太梁といった重厚感のある伝統建築美はそのままに、今風の暮らしやすい機能性をプラス。
・両親の居室を若夫婦の生活空間と緩やかに棲み分けるなど、親子孫が程よい繋がりを保てる平面計画に配慮。
・玄関~玄関収納のある廊下~家事コーナー&クローゼット~脱衣・洗濯・浴室を結ぶ農作業用の「裏動線」の確保。
【リフォームの動機】
築65年の古民家を、「二世帯でも暮らしやすく」「冬暖かく夏涼しい」「和モダンでお洒落な家」にリノベーション。
話し声も筒抜けだったオープンすぎる田の字型の間取りは、二世帯には落ちかないものでした。
【お施主様の感想】
各自プライベートを確保しつつ、逆に
居間には前より家族が集まるようになりました。歴史を感じる
構造材や建具もインテリアとして映えます。
仕事の関係で人が集まる機会が多く、綺麗になった和モダン座敷は好評です。
④ 熊本市中央区F様邸
光あふれるサンルームで叶える
大人の女性の「とっておきの時間」
構造 木造平屋
工事床面積 92㎡(27.9坪)
築年数 53年
設計のポイント
廊下も無く、部屋が横並びになっている使いにくい間取りの築50年の住まい。かつては家族で住まわれていた家に女性お一人でおすまいになる家へのリフォームです。暗くじめじめしていた室内を、明るく快適な空間にし、かつ、プライバシーを確保することに重点をおいて設計しました。まず、光を十分に取り入れる為に南にサンルームを増築。南の開口に加え、トップライトを設けてサンルームを明るい空間にし、それとつながるリビングを広く確保。お風呂も外から覗かれない工夫をして、浴槽から坪庭が眺められるようにしています。この庭は竹取物語をテーマに演出をしてあり、家ではこころからくつろいでいただけるように工夫をこらしています。これからさらに50年、住み継いでいただけるような思いで計画、施工をさせていただきました。
⑤ 宇城市K様邸
御夫妻のこれからの「スローライフ」を支える
「豊かで安全で快適な住まい」
構造 木造2階建て
工事床面積 111㎡(33.6坪)
築年数 26年
家族構成 ご夫婦
設計のポイント
築25年とはいえ12~15㎝角の柱や大きな丸太を使った昔ながらの堅固な構造で民家建築の流れを受け継ぐ当時の大工さんの心意気が感じられる堂々たる建物でした。ただ2階建67坪という大きな建物ですが、南北に縦長の敷地で、やはり南にお座敷北に日常の居住部分、長くて寒い廊下で個室をつなぎ断熱も無しというお住まいで、御夫婦お二人の「スローライフ」には広すぎ、何とも「寒くて使いにくい」建物になっていました。
設計・施工の工夫
南北に長い敷地の条件と、寒くて暗い北側に日常生活の場を追いやってしまう昔ながらの「御座敷」優先の間取りから、居間・食堂・キッチン等の生活の中心を庭に面した南の明るく暖かい環境に移動し、且つ建物の断熱性能の向上や通風計画により、四季を通しての快適な室内環境を創生する。