毎年、なにもせずに終わってしまうゴールデンウィーク。
今年は嫁の計らいで久しぶりに家族旅行に出かけることになりました。
例年のことですが、春が近づいてくると「ゴールデンウィークはどうするか?」
という話題になります。
いつもだったら嫁からの「連休はどこかに行こうか?」という声がかかり、
「そうね、考えとく」と返したまま、
結局なにもしないまま終わってしまうのが定番でした。
ところが今回は違いました。
嫁の問いかけが「連休はどこに行きたいか?」という、
少しだけ踏み込んだ聞き方だったのです。
この言い回しの違いにまんまと乗せられて、
私は「中山道の宿場町がいいかなぁ」と、
つい思いつきで答えてしまいました。
うまい言い回しをしてきたなぁと感心します。
一方で、嫁の方は「中山道? 宿場町? なにそれ?」と、戸惑っていました。
おそらく、嫁の中ではすでに行き先のイメージができあがっていて、
私が「どこでもいいよ!」と答えることを期待していたのだと思いますね。。。(笑)
それはさておき、
私はこれまでにいろいろな場所を旅してきましたが、
中山道を通った経験はありません。
以前、雑誌で見かけた木曽路の宿場町の雰囲気が印象に残っていて、
その記憶がふとよみがえったのです。
まさか本当にその場所に行くことになるとは思っていませんでしたが、
嫁の柔軟な対応に感謝しています。
最初に訪れたのは「妻籠宿」。
南木曽駅を出ると、
駅前の建物と背後にそびえる山々の対比がとても印象的で、
「木曽路に来たんだな」と実感させてくれました。
ここからバスで「妻籠宿」に向かいます。
バスを降りた所から、いよいよ「妻籠宿」へ
この雰囲気が素晴らしい!
思い描いていた通りの町並みに感動しました。
町の保存状態も素晴らしく、
よくここまで守ってきたものだと感心します。
特に目についたのは、欧米系の外国人観光客の多さ。
日本人より多いのでは?と思うほどでした。
「脇本陣奥谷」を見学していたときには、
スペインからの団体客がどっと入ってきて驚かされました。
東京や京都のような有名観光地とは違い、
こうした宿場町には昔ながらの日本の生活文化が色濃く残っており、
だからこそ外国の方にとって魅力的に映るのかもしれませんね。
妻籠宿御本陣
内部はこんな感じです。
次回に続く。