広い敷地に建つ平屋のお家です。
設計コンセプトは、
「南阿蘇の外ダイニングを愉しむ家」
南阿蘇の広い土地に建つ、山々の絶景を取り込む、小さな平家。
山並みの景色に馴染むよう、屋根はシンプルな切妻で、
外壁は、周りの緑に馴染むよう、黒い焼杉となっています。
スタディ模型

現在ここまで進んでいます。

足場が掛かっていて「焼杉」の外壁が見えませんが、
独特の風合いや光沢もあり、見た目にも美しい素材です。
この「焼杉」は杉板の表面を焼いて炭化させたもので、
通常の杉板にはない耐久性があります。
昔からある伝統工法で、
伝統的な「三角焼き」と、近年誕生した「バーナー焼き」があります。
当社が採用しているのは、「三角焼き」でつくった焼杉で、
炭化層も厚く、少し触れただけで手が真っ黒になります。
この焼杉を張るのが大仕事で、
今回も棟梁の松下さんから、
「身体じゅう真っ黒になって恥ずかしかけん、帰りに店に寄られんよ」
「おまけに、家に帰えっと、不審者と間違ごうて、犬の吠ゆっとばい!」と、
笑いながら話しかけられました。
この焼杉張りが2人で1週間程度続きます。
見ているだけでも大変な仕事だと分かります。
ほんと、、、頭が下がりますね。
支えてくださる職人の皆さんに、心から感謝しています。




