熊本の住宅会社 三友工務店

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工務店な日々

工務店な日々

君の名は?”花編_その1″


皆さんこんにちは!

三友工務店設計の藤山悟です。

 

最近、何かと目についたので気になっていた花の名前を、

先日、お客様のお宅で教えていただいたのですが、

皆さんは、こちらの花の名前をご存知でしょうか?

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何かの形に似ていないでしょうか?

そう、鶏のトサカですね!

“鶏頭”というそうです。

学名はCelosia argentea(ケロシア・アルゲンテア)だそう。

Celosiaはギリシャ語のkleos(燃えている)に由来するのだそうですが、

確かに炎のような形をしていますね!

 

そういえば、私が以前、材木卸店で働いていた際、

農学部出身の社員のおじさんがおりまして、

“なんで学名じゃなくて和名で通称で流通させてんだ、この業界は!”

と、いつもぼやいていたのを思い出しました(笑)

例えば、”白樫”と”ホワイトオーク”は直訳では全く同じですが、

実際は異なる木です。

白樫は大工さんの道具の柄や土台によく使われます。

固く、変形量が少ないからです。

対して、ホワイトオークはワイン樽などによく使われます。

適度な油分を持ち、芳香もあるので、長期間の貯蔵に向いているからです。

名前は”同じ”ですが、全く違う使われ方ですね。

そういう例がたくさんあるので、おじさんのぼやきも理解できないではないのですが…

ちなみに私はいつもバーチとビーチがいつもこんがらがります(笑)

カバとブナなので、見ればすぐに違いは分かるのですが…

和名と英名もやや似ているのでややこしいですね。

 

学名はラテン語なので、基本的にはローマ字読みで大丈夫なのですが、

英米人は平気で自分の国の言葉寄りに発音するので、

“世界中のみんなが共通のルールで読めるたった一つの名前をつける”、

という努力は中々報われることが難しそうです(笑)

そういった試みはお客様の会社などでも往々にしてあるのではないでしょうか!?

フランスからのお客さん


皆さんこんにちは、

三友工務店設計の藤山悟です。

 

“Bon Boyage!がHave a nice trip!よね?”と聞くと、

“それは、そうなんだけど、フランス人がどうするか知ってる?と聞かれ、

“あぁ、Salut!って言うんだっけ?”

“じゃなくて、こうすんの!”

と、左右の頬を合わせてチュッと音を鳴らされ、

33歳のおじさんが照れて”それなら知ってる…”と言った、ある晴れた朝。

雲一つない青い空の下、大通りのバス停で。

 

先日、フランスからお客さんがやってきました。

会社にではなく、個人的になのですが。

彼女はカンヌ生まれのパティシエで去年から10カ月日本で働いていたそうです。。

日本でのハードな労働環境に耐えたご褒美として、

最後に、北海道から鹿児島に飛び、今度は南から長崎まで北上した後、

別のフランスから来る初めて訪日する友達と東京まで東上して帰国するとのこと。

ものすごいタフな日程ですね。

なんでそんなに重いバックパックが背負えるのか信じられません。

最初はヒッチハイクで鹿児島から来るって言ってましたし…

最終的にはバスで来ましたが。

 

9歳離れたフランス人の若い女の子に好きなものを聞かれて、

“ダフト・パンク、ヴァネッサ・パラディ、フランス・ギャル、セルジュ・ゲンスブールが好きよ。”と答えたら、

“ほんとに!?私もフランス・ギャルめっちゃ好き!”って聞いた時には耳を疑いました。

ダフト・パンクはまだしも、フランス・ギャルやゲンスブールは、

日本人でも60代以上しか興味がない元アイドルのお婆さんとプロデューサーだと思っていました(笑)

ちなみにカンヌ生まれなのでヴァネッサ・パラディは近くで見かけたことあるそうです。

まぁ、太秦で北大路欣也を見かけるようなものでしょうか?

ぼくは見かけたことないですけど(笑)

 

“フランス人の建築家だとジャン・ヌーヴェルが好きなんだよね。”と言うと、

誰だかご存知ないみたいでしたが、“ターニング・トルソ”なら知ってると言われ、

そりゃカラトラヴァ(スペインの建築家)だろ、と思いながら、

まぁ、みなさん自国の芸能人以外の他業種の有名人なんて知らなくて当然なのかもしれません。

 

ちなみに初日の夜は本妙寺や繁華街を歩いたんですが、

何分雨だったので、とりあえず夕飯は外食することにしました。

上の裏の“弐の弐”の”汁餃子”がいたく気に入ったらしく、

2杯目注文しとった時はかなりびっくりしました(笑)

やっぱり、飲食関係の職業の方は食べ物がお好きなですね。

ちなみにその日は車で来たのですが、

お酒を飲むかどうか聞かれて、

“いやいや、捕まっちゃうよ。”と答えると、

“そーだった!フランスでは1、2杯は全然OKなんだよね。

北海道で友達とレンタカー借りて、居酒屋寄って、2人ともビール注文したら、店員にすごい怪訝な顔されたよ”

と笑い、“明日はアタシが作るよ。”と言ってくれました。

 

翌朝は小国方面へ向かいました。

生憎の雨だったので、外輪山上の道は予想通り全く前方が見通せない状態でした。

予定では草千里や大観望に寄って、夕方くらいに温泉入って帰れればいいかと思っていたのですが、

とりあえず黒川温泉に直行。

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最初はあまり乗り気ではなかったけど、黒川に到着し、

入湯手形で3か所好きな温泉入れると聞くと彼女も俄然テンションが上がってくれました。

 

“熊本は馬刺しが有名だけど食べたことある?“と聞くと、

“馬好きだから、馬の肉は食べれない!”と言っていましたが、

昼食後、とある土産物屋で、髪の毛に食い物の匂いついたから、と言って、

棚に並んだ化粧水のスプレーを噴射していたのが、まさしく馬の油の成分を抽出したやつだったので、

“えっと、言いづらいんだけど、それ悲しいことに、馬由来の化粧水よ。“と指摘すると、

“えっ!?SAKURAって書いてあるのに?とても悲しい!”とびっくりしていました。

“馬肉のこと桜肉って言ったりするんよね。

多分、馬肉の色が桜の花の色に似とるからかね?知らんけど。”と説明すると、

“意味がわからん!”と憤慨されていました(笑)

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彼女は総じて温泉には満足してくれました。

最後の温泉を出るときには空も晴れあがってくれて、

ぼく自身ゆっくり歩いて回ったのは初めてでしたので、とてもよかったです。

甘味処では甘いものを追加注文していて、やっぱり驚きました。

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名物のシュークリームが完売してしまっていたので、

“来年絶対来なくちゃ!また、一緒に来よう!”

と彼女は言っていたのですが、ぼくはこの手の社交辞令がすごく嫌いなんですよね(笑)

 

しかし、黒川温泉は中国人やヨーロッパ系含めて結構な数の外国人の観光客が訪れるにも関わらず、

インフォメーションセンターで配られるペラペラの案内以外はほとんど外国語表記もなく、

スタッフの方も全然外国語対応じゃないのが勿体ないなと感じました。

一か所でも多言語対応のスタッフがお1人でもいらっしゃるだけで、

お客さんがわんさかいらっしゃるようになるのではないでしょうか?

 

最後の温泉から上がると、なんと空が晴れあがっており、

これ幸いとばかり大観望へ向かいました。

雨上がりなので、雲の下の風景がとてもドラマチックでした。

桃源郷とはかのようなものでしょうか?

上手く写真には収められないのでとても残念ですが…

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とにかく帰り道中、ずっと空がキレイで、

キレイなもんを一緒に見てくれる友達もしくは知り合いがいてくれるのは有難いんですが、

正直、生涯の伴侶が欲しいなぁ、と思いました(笑)

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帰り着くと、昨日の約束通り、

彼女が謎のパスタを作ってくれました。

一緒に必要な食材を買い物しているときに、

“これで全部!”とカゴの中身を見て言ったので、

“いやいや、パスタ忘れとるよ。”と指摘すると、

“フランスだとどの家にもパスタあるのが当たり前だから、わざわざ買うって発想がなかった!”

と言っていて、確かにそうかも、と思い驚きました。

人は慣れ親しんだ習慣から脱するのは難しいものですね(笑)

その日は珍しくワインを飲みました。

まぁ、ワイングラス何て洒落たものがなかったので、湯呑で飲みました(笑)161023_%e3%83%91%e3%82%b9%e3%82%bf_004_fb

 

それで迎えた朝がbise初体験。

彼女は長崎へと旅立って行きました。

 

このバス停でも、時刻表に要予約などと書いてあって、ちょっとバタバタしました。

結果、空席があれば予約不要で乗れるのですが、

空港や各地を結んどる路線なのに、時刻表にはアルファベットも振っていませんし

英語のHPは分かりづらく、ちょっと残念でした。

まぁ、電話で問い合わせて事なきは得たのですが。

 

バブル崩壊後20年の時を経て、

おうちデートでフレンチディナーにbiseを添えて、

今回はさよなら、また今度。

 

ぼくが彼女の温泉付きパティスリーに行ける日が来るのは、

まだまだ先のことになりそうです(笑)

ネコの手も借りたい!?第2弾(樋掃除とシート養生)


皆さんこんにちは!

三友工務店設計の藤山悟です。

 

さて、突然問題ですが、下の画像の問題はどこにあるでしょうか?

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ずばり雨樋が詰まっていますね!

 

1つ目の画像は軒先に木が生い茂っているので、

落ち葉が腐って、タテ樋も詰まるほど泥のようになっています。

2つ目の画像は、なんと割れた瓦がダムのように、

流れていかなければならない泥類をせき止めています!

 

解決方法と言えば、地道に手で泥をすくっていくしかありません(笑)

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あらかた取ってしまったところで、

ホースを引っ張ってきて流します。

流れないと意味がないですからね(笑)

ご覧の通り、ちゃんと樋の底が見えるようになりました!

 

私は設計なのですが、

4月の地震以降、職人さんが全くいらっしゃらないという緊急事態ですので、

図面やプレゼン資料を作る合間に現場に出る日もあります。

 

馴れない作業なので、普段よりどっと疲れるのですが、

最近太ってきていますので、

仕事がてらダイエットができるのではないか!?

と期待しつつ作業に励んでおります(笑)

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愛車のジャイロXも道具類でいっぱいです。

後ろのボックスの中もパンパンです(笑)

 

ネコの手も借りたい!?第1弾(瓦おろし)


皆さんこんにちは!

三友工務店設計の藤山悟です。

 

某日、とあるお寺さんの瓦をおろしに行く機会がありました。

瓦職人さんの手配が全く追いつかない状態ですので、

ネコ(設計)の手すら借りたい!ということで、

普段、現場員として設計が作業することはないのですが、

屋根に上って作業してきました。

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別の現場の立会後に向かったので、

到着した時にはあらかた瓦は落としてありました。

中田板金さんと弊社工務の森くんに感謝です。

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このような大きなクレーンでネットを吊上げ、

中に瓦をどんどん入れていきます。

 

こちらは瓦桟という瓦を引っかける木の棒(最初の画像の横方向に延びている材)を取り外して、

モラサン(屋根下葺材)を張り始めたところです。

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瓦桟を取り外した状態は、小さな土埃がたくさん屋根面に載っていて、

とても滑りやすい状態で慎重さが求められます。

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森くんがタッカー(ホッチキスの大きいもの)で留めて行っています。

ここまでくればとりあえず雨漏りの心配はなくなります。

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念押しで10m×10mの大きなブルーシートを上からかけ、

板材で仮留めしておきます。

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最後に作業途中、カーポートの上にかかった柿の木の枝を払うよう、

突然お客さんに頼まれたのですが、

大きいスズメバチが2匹柿の実の周りを飛んでいて、

危険いっぱいの一日でした(笑)

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あ!私も汗水垂らして働いているところを撮ってもらえばよかった(笑)

普段やり馴れている人からすると大した作業ではないのでしょうが、

翌日は筋肉痛でした(笑)

 

この窓何の窓?


皆さんこんにちは!

三友工務店設計の藤山悟です。

さて、こちらは何でしょう?

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 これは、とあるお寺さんの”花頭(かとう)窓”の原寸模型です。

“花頭”は“火灯(燈)“とも書きます。

ただ、木造建築で火は厳禁ですので、

代わりに“花頭”と書かれることも多いようです。

 

風間さんから、

“オレのデザインを元に、かっこいい花頭窓の原寸模型を作って!”

との指令が下ったのですが、

学生の頃はよく京都や奈良に社寺建築を見学に行ったものの、

どこの花頭窓がかっこよかったか?などと考えると全く思い出せません。

100件近く見学しているはずなのですが、情けない限りです。

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ちなみに私の最も好きな社寺建築は石山寺(滋賀県)の多宝塔です。

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2階建てなのですが、四角い1階に丸い2階を載せるために、

白いお饅頭がはさまっています。とてもかわいいです。

日本最古の多宝塔なのですが、

一番古いのに一番かわいいという所が素敵です。

 

ちなみに宗旨などには興味がないので、

個人的には、お金がなくなった宗教施設が、

工場が美術館に再利用されたテート・モダン(イギリス)や、

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4基のガスタンクが学生寮や映画館に再利用されたガソメーター(オーストリア)のように、

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コンバート(用途の転換)されるのをいつか見てみたい!とは思っています。

熊本城もそういった意味では、

ただ”復元”や”復原”されるのでない、

コンバージョン事例の一つになると面白いなと個人的には思うのですが、

そういう事例が日本で出てくるはまだだいぶ先のことになることでしょう。

 

今回はこちらの学生の頃から愛用している電動工具達のおかげで、

花頭窓の枠を作ることができました。

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本式の大工さんからすればおもちゃみたいな工具だとは思いますが、

久々に活躍してくれてうれしかったです。

 

最後に、これから打合せに向かわれる風間さんの雄姿をお届けしてお別れです!

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